岸和田市の事業者のためのデジタル化支援事業～デジタル活用なんでも相談～

本コラムでは、岸和田市商工会議所において2022年7月15日から開始された「デジタル活用なんでも相談」を紹介します。(2023年1月31日までです)

筆者は、大阪府岸和田市出身の中小企業診断士兼ITコーディネータです。中小企業向けにIT経営やシステム導入などの支援を行っています。そんな筆者が生まれ育った岸和田市の事業者を盛り上げたいと思い、地域全体の事業者にとって有益と思われるIT施策を独自に検討しています。

デジタル活用なんでも相談とは

事業者様のデジタルを活用した業務改善への取り組みを支援する事業です。デジタル化(IT化)に関するどんな相談でも受け付けています。

デジタル活用なんでも相談予約サイト

筆者も専門家として参加しています。

デジタル活用なんでも相談の特徴

商工会議所の会員・非会員を問わず地域の中小・小規模事業者ならどなたでも対象
相談時間は、1回２時間で最大５回までOK
相談費用は無料

無料相談を行っている公的機関は他にもありますが、岸和田商工会議所が実施している本事業は対象者に制限を設けていないことが特徴です。他の公的機関では非営利団体とは言え結果(事例集を作る、他の支援に繋げるなど)を求められるため会社の規模や相談内容などにより対象者が選定されてしまいます。その点、商工会議所は地域の縛りはありますが、制限を設けず数多くの相談を受け入れようとしています。

相談時間が最大10時間あるのもすごいところです。無料の窓口相談だと1時間程度が基本ですが、その時間でできる相談内容で、デジタル活用を進められるかというとほぼ無理でしょう。その点をきちんと考慮し、最大10時間もの相談が可能となっています。

また、10時間を民間のコンサル会社で相談すると20万円程度は掛りますが無料となっています。制約無しで10時間も受けられてその上無料であり、事業者様にとってとてもお得な取り組みだと思います。

※専門家には(国の補助で)きちんと謝金が支払われています。

相談内容は何でも良い

どんな相談内容でも構いません。初めてデジタル化に取り組む方の相談でも、デジタル化を既に行っているけど今ひとつと感じている方の相談でも、どのような方の相談でも受け付けています。

例えば、次のような相談内容があります。

世の中にどんなソフトウェアやアプリがあるのか知らないので教えてほしい。
自社に合ったデジタル化戦略を考えてほしい。
ソフトウェアやアプリの導入の仕方を教えてほしい。
ソフトウェアやアプリを導入したけど使いこなす方法を教えてほしい。

筆者の得意分野

筆者の場合、相談時には経営課題をヒアリングさせて頂き根本的な問題を見つけ、解決するためのデジタル化施策をご一緒に考えさせて頂きます。

売上拡大
（営業・販促活動が足りない、新しいお客様が増えていない、既存顧客がリピートしない、経営で必要な数字が見えていない）
利益率向上
（営業・販促活動が足りない、リソース管理（人・物・金）ができていない、受発注業務が非効率、経営で必要な数字が見えていない）
生産性の向上
（リソース管理（人・物・金）ができていない、受発注業務が非効率、社内の伝達や情報共有ができていない、経営で必要な数字が見えていない、従業員のモチベーションが上がらない、データ入力の負担が大きいデータ収集ができていない）
品質の向上
（リソース管理（人・物・金）ができていない、受発注業務が非効率、社内の伝達や情報共有ができていない、経営で必要な数字が見えていない、従業員のモチベーションが上がらない、データ入力の負担が大きいデータ収集ができていない）
組織管理体制の強化
（営業・販促活動が足りない、リソース管理（人・物・金）ができていない、経営で必要な数字が見えていない、社内の伝達や情報共有ができていない、リスクマネジメントができていない、従業員のモチベーションが上がらない、求人に人が集まらない）

※相談内容により、中小機構のIT戦略ナビも活用します。

デジタル活用なんでも相談を活用しない手はない

近年多種多様なソフトウェアやアプリが存在しており、何をどのように活用すればよいか分かりづらくなっています。自社での調査にも限界があり、また専門知識がないと導入できるかどうか判断がつかないと思います。そこで、無料でデジタル活用のことをなんでも相談できる本事業を活用しない手はないと思います。本事業は、2023年1月31日までですので活用をお考えの場合にはお早めにお申し込みください。（デジタル活用なんでも相談予約サイト）

筆者は、岸和田及び岸和田近郊の事業者様に積極的に支援したいと思っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

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