令和5年度 岸和田市のデジタル化のための補助金~「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金~

岸和田城の正門・櫓門
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令和5年度 岸和田市のデジタル化のための補助金~「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金~

岸和田市内の事務所であれば絶対利用すべき補助金

岸和田市内の営業所、事務所、工場等にソフトウェア導入、システムの開発をお考えであれば、「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金の利用をぜひお考えください。

比較的申請が簡単、他の補助金と併用が可能等、とても使いやすいのでこの機会を逃す手はありません。

「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金(デジタル化促進支援)について

2023年4月27日より、「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金(デジタル化促進支援)の公募が始まっています。

この補助金は、「岸和田市内の中小事業者が実施するデジタル化の推進による企業経営拡大を支援することで、岸和田市内の産業振興を図る」ことを目的としたものです。

ソフトウェア購入・利用費用システム開発委託費ソフトウェア導入に付随する費用に補助金がでます。

「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金(デジタル化促進支援)に関する岸和田市公式ウェブサイトはこちら

補助上限

1事業者1年度につき、30万円

補助率

補助対象経費合計額の2分の1

補助対象事業者

・中小企業者
・岸和田市内に営業所、事務所、工場等を有する事業者

補助対象経費

事業継続・拡大を見据えたデジタル化・IOT・AI導入により販路開拓、生産性や業務効率向上につながるソフトウェア等導入に係る経費が対象です。

2種類の申請タイプがあり、対象となる経費は申請タイプにより異なります。


(1)本補助金のみで申請(単独型)

他の補助金と併用せずに本補助金のみで申請する方法です。下記が補助対象経費となります。

(あ)ソフトウェア購入・利用費用初期費用や月額利用料を含む
(い)システム開発委託費既製品のカスタマイズ費や既存システムの機能追加に係る費用等
(う)ソフトウェア導入に付随する費用初期設定費や既存システムとの連携作業費用等

(あ)と(い)で合わせて10万円以上の事業が対象となります。
(う)の補助対象経費の上限は、(あ)の総額になります。

(2)IT導入支援事業費補助金(いわゆるIT導入補助金)と併用して申請

IT導入補助金と併用することができ、IT導入補助金での導入費用から交付決定を受けた補助金額を差引いた金額が補助対象経費の上限となります。
ただし、ハードウェアに該当する備品については補助の対象外となります。

本補助金の特徴

特徴1:申請の早い者勝ちであること

予算上限に達し次第終了となります。

特徴2:他の補助金と併用可能であること

ほとんどが同じ事業をもって異なる補助金を利用することはできませんが、本補助金は可能です。

IT導入補助金だけで無く、小規模事業者補助金とも併用可能です。
(参考:よくある質問の分類:02交付額及び補助率、項番2)

特徴3:1事業者の補助金が30万円に達するまで、補助対象経費を追加できること

申請した後でも追加で経費を上乗せすることが可能です。
(参考:よくある質問の分類:02交付額及び補助率、項番1)

交付申請時の提出書類

  • 【原本】「がんばる岸和田」企業経営支援補助金交付申請書(様式第2号)
  • 【原本】事業計画書
  • 【原本】対象経費計算書 ←IT導入支援事業費補助金を併用する場合に必要です
  • 【写し】見積書及び仕様書等事業及び費用の詳細が分かる必要書類
  • 【写し】IT導入支援事業費補助金申請書類一式 ←IT導入支援事業費補助金を併用する場合に必要です
  • 【原本】履歴事項全部証明書 ←法人の場合に必要です
  • 【写し】令和4年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書第一表 ←個人事業者等の場合に必要です
  • 写し】青色申告の場合は令和4年分の所得税青色申告決算書、白色申告の場合は最新の収支内訳書など岸和田市内で事業を行っていることが分かる書類 ←個人事業者等の場合に必要です
  • 【原本】直近6ヵ月以内の岸和田市が発行する市税に係る完納証明書

事業計画書について

どのような事業をするのかを事業計画書にまとめます。小規模事業者補助金やものづくり補助金といった補助金の事業計画書に比べて記載事項はかなり少なく比較的容易に記載できるのではないかと思われます。

1 事業概要

「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金の事業計画書
事業計画書より抜粋

実施する事業の目的:
補助事業を実施することでどのような結果を望んでいるか、目標は何かを記載します。

実施期間:
補助事業を実施する期間を記載します。

事業内容:
①記載している内容に当てはまることを誓約しチェックします。
②事業を具体的に記載します。例では「現在の会計システムをインボイス対応可能なシステムに改修する。」とだけ記載されているのでこの程度で良いと思われます。

補助対象経費の累計:
3種類から当てはまるものにチェックします。

2 事業経費内訳書

「がんばる岸和田」企業経営支援事業補助金の事業計画書
事業計画書より抜粋

使用する経費毎にその内容を記載します。

項目:
下記の内当てはまるものを記載します。
(あ)ソフトウェア購入・利用費用
(い)システム開発委託費
(う)ソフトウェア導入に付随する費用

細目:
経費の詳細内容を記載します。

金額:
掛かる金額を税抜で記載します。

備考:
備考事項があれば記載します。

下記の各種金額を算出します。
(A)事業に要する経費
(B)他制度補助金
(C)対象経費
補助金申請金額

補助金を利用するに当たって

作成する書類は、実質「事業計画書」のみです。しかも記載する内容はそれほど難しくありません。

他に、確定申告書、見積書や支払を証明する通帳の写し等揃える資料はいくつかありますが、それほど苦労するものではないと思います。

そのため、補助金額の上限は30万円とそれほど大きくはありませんが、申請が比較的用意であるため、是非とも岸和田市の事業者様には利用して欲しい補助金です。

この補助金を機会にデジタル化を推進し、競合に負けない仕組みを整え頂きたいと思います。

弊社は、デジタル化で経営課題をどのように解決していくかの計画立案や運用改善の支援を行っています。企業のデジタル化に課題があり解決させたい場合には、弊社が支援致します。お気軽にお問い合わせください。