ザ・ビジネスモールを実際に使ってわかったメリットとデメリット

ザ・ビジネスモール

ザ・ビジネスモールを実際に使ってわかったメリットとデメリット

商工会議所・商工会が運営する商取引支援サイト「ザ・ビジネスモール」

ザ・ビジネスモールのHPより抜粋

ザ・ビジネスモールは、商工会議所・商工会が運営する会員限定の商取引支援サイトです。

ザ・ビジネスモールはこちら:ザ・ビジネスモール

特徴としては次のことが行えます。

  • 自社の簡易ホームページを作成でき、自社のPRができます。
  • 買い手(発注側)が案件を掲載でき、売り手(受注側)は案件に応募することで、会員同士のマッチングができます。
  • 取引先(約29万社)の検索が行えます。

弊社の利用状況

弊社は岸和田商工会議所の会員であるので、ザ・ビジネスモールを利用しております。

弊社のザ・ビジネスモール登録ページはこちら:オフィスキシガミ

企業のページは、

  • 企業PR
  • 事業所概要
  • 商品サービス情報(最大10件まで)

で構成されています。

弊社がザ・ビジネスモールを利用する目的

ザ・ビジネスモールを利用する目的は、ずはり、「受注を増やす」です。

ザ・ビジネスモールを介して、弊社のことを知ってもらい、また、弊社のサービスを知ってもらい、そして、お問い合わせを頂き、受注する。ザ・ビジネスモールを使う事業者は、だいたいが同じ目的だと思います。

ただ、そんなにうまくはいかないことを、皆様も気付いていると思います。私としては、「受注を増やす」以外にもメリットが多少あるので使い続けています。

ザ・ビジネスモールを実際に使ってわかったメリットとデメリット

利用を初めて3年ぐらいになります。更新頻度は、サービスのマイナーチェンジぐらいで多くはありません。

そん中で感じたメリット、デメリットがあります。

メリット

ザ・ビジネスモールの使い方にもよるのですが、残念ながら私は目に見えてのメリットを感じたことがありません。

ザ・ビジネスモールを介して弊社への問い合わせがある(あったかもしれない)

弊社は自社のホームページも別にあるので、問い合わせがあっても、ザ・ビジネスモールで弊社を見つけたのかが、本当のところはわかりません。(いちいち確認しないですから)

潜在顧客に向けた窓口は多いに超したことはないので、ザ・ビジネスモールは役に立っているかなというところです。

自社ホームページの評価が上がる(SEO効果)

技術的な話になりますが、ホームページはGoogleエンジンの評価によって検索順位が変わります。評価が良ければ上位になり、悪ければ下位になります。検索順位が上位になれば、閲覧されやすくなるので、ホームページからの問い合わせが増え、受注に繋がる可能性が高くなります。

ホームページの評価をあげる要素の1つに、信頼されたホームページからリンクをうけることというのがあります。つまり、商工会議所・商工会が運営しているザ・ビジネスモールは信頼性が高いので、ザ・ビジネスモールより自社のホームページにリンクを貼ると自社のホームページの評価が高まります。そうなると自社のホームページが閲覧されやすくなります。

しかしながら、目に見えて評価が上がったことがわからないので、(おそらく効果があるとは思いますが、)メリットを受けている実感は沸かないかなと思います。

デメリット

今のところメリットよりもデメリットの方が、実際に感じる場面が多いかなと思います。

営業電話が掛かってくる

営業電話がすごく多く掛かってきます。

特に、ザ・ビジネスモールに登録しているページを更新すると、その直後に掛かってきます。ページを更新すると、「取引先検索」という画面の1ページ目に自社のページの紹介が表示されるので、それを見て電話を掛けてきていると思われます。

一応、ザ・ビジネスモールの利用規約では、掲載企業への売込みやPR、商品やサービスの紹介、企業情報のリスト収集目的の利用は禁止しています。とあり、営業電話は禁止されていますが、抑止力にはなっていないようです。

私の体験なんですが、ページを更新すると4社からほぼ確実に営業電話が掛かってきます。内訳は、広告代理店2社、ホームページ作成代行1社、複合機のレンタル会社1社です。

ザ・ビジネスモールでは、営業電話の対処法として、掲載情報の表示先を、ザ・ビジネスモールのユーザだけに設定することを紹介しています。しかしながら、弊社に掛けてくる4社の内、2社はザ・ビジネスモールのユーザなので完全には防ぐことはできないと思われます。それに、掲載情報は多くの方に見てほしいので表示先を絞るというのは本末転倒な気がします。

営業電話の問題は事務局も把握しており、営業電話が掛かってきた場合、事務局まで通報することを求めています。

通報ホームページ:営業電話通報受け付け

この問題、いつか解決してほしいです。

ザ・ビジネスモールは結局役に立つのか?

使い方によっては役立つと思います。商品やサービスを買う側になれば、企業数が豊富なので見つけやすいのかなと思われます。

私の目的と同じように「受注を増やす」ことであれば、問い合わせの電話ではなく、営業電話ばかり掛かってくるので役に立つとは言い難いです。

弊社は自社のホームページを持っているので、「自社ホームページの評価が上がる」という効果があると信じて使い続けています。ただ、さすがに営業電話でトラブル(断っても何度も掛けてくる、一向に引き下がらない、不快な言葉を浴びせられるとか)があれば、掲載するのを辞めると思います。

弊社は、中小企業の経営支援を行っています。なので、できれば、こういった商取引のマッチングサイトを中小企業の支援策のひとつとして扱いたいので、売上が向上するなどの直接的な有効性を見いだしたいところではあります。

弊社は、伴走型経営サポートを行っています

経営の課題を見つける経営診断、及び経営課題の解消に向けた取り組みにおいて伴走しての支援を行っています。今回紹介したザ・ビジネスモールなどの商取引のマッチングサイトへの掲載もお手伝いします。自社の経営改善が進まないと感じた際には、ぜひ弊社のサポートをご利用ください。
下記ボタンより詳細を確認できます。

投稿者プロフィール

中小企業診断士/ITコーディネータ事務所オフィスキシガミ 岸上智広
中小企業診断士/ITコーディネータ事務所オフィスキシガミ 岸上智広